材木屋さんが作る国産のみつろうクリーム
富山県の尾山製材さんがみつろうに魅せられ、研究を重ねて作り出した国産の素材だけで作った革製品用のみつろうクリームです。
蜜蝋、菜種油、椿油をブレンドした革用のみつろうクリームは、 みつろうの良さを最大限に活かすために開発した、独自の加工方法と各油の最適な配合を見つけ出しブレンドされています。
【ブレンド油の特徴】
椿油:主に人の皮脂に含まれるオレイン酸で構成され、酸化しにくく浸透性があるため、保温・保護剤としても優れています。
菜種油:富山県下新川郡の菜の花の種から搾られた食用品質の菜種油。菜種油は半乾性油で防腐・防虫に優れた油です。
国産蜜蝋:みつろうキャンドル職人が丁寧に精製した国産みつろう。通常、巣素にパラフィンが使われており蜜蝋の精製過程でパラフィンが混入する場合がありますが、パラフィンの混入がないように厳選した蜜蝋を精製。とても粘りのある高品質の蜜蝋です。未精製・無漂白。
【使用方法】
1. 革製品についたゴミやホコリを取り除きます。
2. 汚れがひどい場合は洗剤などで表面汚れを取り、乾燥させてください。
3. 乾いた布や指先に本品をなじませて軽く広げるように塗ります。
4. 約30分程度放置し、乾き具合を確認してください。
5. 乾いた布で乾拭きして仕上げてください。
2つのサイズ
10gと40gの2サイズがあります。 少し試してみたい方や、革小物などに少しだけ使う場合などには10gの小さなサイズがオススメです。
実際に革のお手入れをしてみる。
革のペンケースをお手入れしてみます。 使い始めて半年ほど。少し飴色になってきています。
フタを開けてみるとほのかに蜜蝋の甘い香り。
布に少し付く程度にとって、薄く伸ばして塗っていきます。 塗って少し経つと革の色がほんのり濃くなってきます。
今まで目立っていなかった、革の本来の表情が濃く出てきました。
細かな皺だったりうっすら線のようなものだったり、これも牛革の自然な表情。 時間が経つとまた馴染んできます。
全体的にしっとりと仕上がりました。 これから使い続けていくとさらに味わい深く変化していきそうで楽しみです。
チェアのお手入れをする
かなり長い期間お手入れをしていなかった、ナチュラル革のチェアのメンテナンスをしてみます。
まずは何だか黒ずんでいるのでマルセイユ石けんを少し含ませた水で拭いてみます。
大きく目立つシワがあるのは、事務所で座るための椅子なので、商品にできない革の部分をあえて使っています。
何だかタオルが青い色に…! よく考えてみたら、いっつもジーンズを履いて座っていたので、その色移りだと思い当たりました。 そのせいで黒ずんでいたんですね。
拭いた後はよく乾くまで待ちます。
乾いたら布にミツロウクリームをつけて塗り込んでいきます。
まずは背の部分。
全体的に塗り込むとしっとりとしてきました。
お手入れしたては、革本来の傷やシワが目立ってきますがそのうち落ち着いていきます。
座面にも塗っていきます。
布がまた真っ青!
しっとりして、とてもキレイになりました。
塗り終わったらみつろうクリームが馴染むまで乾かして待ちます。 今回はみつろうクリームのみでお手入れしましたが、 ナチュラル革の家具の場合、メンテナンス用のオイルを先に塗る方法もご提案しています。
緑茶をブレンドしたみつろうクリーム
蜜蝋、菜種油、椿油をブレンドした革用のみつろうクリームに、緑茶を配合。 より酸化しにくく、蜜蝋特有の香りもやわらいでいます。 鮮やかな緑色ですがお手入れの際にはその色はつきません。
革のバッグをお手入れしてみる。
まずは、買ったばかりのナチュラルの革のバッグに。
布にとってみると鮮やかな緑色です。
でも、塗り込んでみると革に色はつきません。
次は、数年使い込んだナチュラルの革のバッグに。
同じように、布にとり塗り込みます。
クリームが染み込みしっとりしました。
少し置いて乾かすと、ツヤが増してとてもいい雰囲気になりました。
左が新品のナチュラル革、右が2年ほど使用した同じ革のバッグです。 使い込むほど味わいが出てきます。
お手入れの気持ちよさ、やわらかくより良い風合いに変化する革製品のお手入れの醍醐味です。お手入れのたびに愛着が増しますね。
みつろうクリームでのお手入れ、是非参考にしてみてください。
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