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記事: マリウス・ファーブル社のマルセイユ石けん

マリウス・ファーブル社のマルセイユ石けん
コラム

マリウス・ファーブル社のマルセイユ石けん

フランスのマリウス・ファーブル社の「マルセイユ石けんビッグバー」は、オリーブオイルを主原料にヤシ油と海塩と苛性ソーダ(水酸化Na)だけのとても純粋な石けん。300年以上前からの伝統的な作り方を守り、今も作り続けられています。肌に優しく全身に使えて、洗い物や洗濯、家具や革製品のお手入れなど、様々な用途に。汚れを落として、生分解する、地球環境に負荷を掛けないとてもエコロジカルな石けんです。

北の住まい設計社で販売を始めてから30年近く、今も変わらず長く長くおすすめしています。

【ルイ14世の勅令から】

1688年にルイ14世が発布したマルセイユ石けん勅令から作られるようになったマルセイユ石けん。動物性の油脂を使わないこと、純粋なオリーブオイルを使うことや、収穫した年のオリーブオイルを使うことなど原材料やレシピを厳しく規制しました。この厳しい規制と引き換えに、プロヴァンス地方に石けんの製造権が認められ、マルセイユ石けんは「良い石けん」の代名詞として日本をはじめ世界各国に伝わることとなります。

 

【マリウス・ファーブルの石けん作り】

数あるマルセイユ石けんメーカーの中でも、マリウス・ファーブル社は、当時の伝統製法を守り続ける「最後のマルセイユ石けん屋さん」と呼ばれています。一つ一つ職人による手作業で1ヶ月以上の時間をかけて作られています。

 主原料は、地中海のオリーブから採れる良質なオリーブオイルとココヤシ油。植物オイル72%の石けんです。そこにカルマグ地方の天然塩と苛性ソーダ*を加え、熟練のソープマスターが大きな釜で10日間煮詰めます。2日間寝かせて、2日間荒乾き、棒状に切り出して1本ずつ刻印。南フランス特有のミストラル風が吹くのを待って3週間、自然乾燥させて完成です。

出来具合はソープマスターが口に含んで確かめるという安全性の高さ。

*1790年頃まで、石鹸作りのソーダ源に、藻や海藻類がとして使われていましたが、苛性ソーダ(水酸化Na)を使うようになりました。マルセイユ製法に基づき10日間煮詰め上澄みを取ることでソーダの成分は石けんに残っていません。

 

【環境への配慮から】

もともとはココヤシ油ではなくパーム油を使用していましたが、パーム油の原料となるアブラヤシのプランテーションの拡大から、生産国であるマレーシアやインドネシアでの森林伐採や環境破壊が危惧されるようになりました。ココヤシ油を使っても、ルイ14世からのレシピは忠実に再現できるよう試作を重ね、2017年の春からマリウスファーブル社ではパーム油を一切使わないことを宣言しました。

 

【ひと抱えもある大きなサイズ】

マルセイユ石けんビッグバーは、縦横8cm、長さが38cm、2.5kg。
ひと抱えほどの大きなサイズで販売しています。

これも、伝統的な作り方を守るマリウス・ファーブル社だからこそ。 

 

【好きな大きさにカットして、保存してください】 

 マルセイユ石けんをカットするためのワイヤーがセットになっています。
お手元に届く頃は、石けんが少しやわらかい状態です。

だんだん中の水分が蒸発して硬くなり、切れなくなってしまうので、届いたらなるべく早い時期に切ってください。

ワイヤーが使いにくい場合は、包丁で切ることもできます。

 マルセイユ石けんに使用期限はありません。石のように硬くなっても、表面の色が変わっても品質に問題はありません。乾燥すると石けんが締まり、泡立ちが細かくなり、余分に溶けることなく使えるようになります。

用途に合わせて、お好みの大きさにカットしてください。

旅行や温泉用、ゲストソープ用など、小さめのサイズも作っておくと便利です。

 

マルセイユ石けんビッグバー商品ページへ>>

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たくさんの使い方があるマルセイユ石けん。

5回のコラムでご紹介します。ぜひご覧ください。

  1. マリウス・ファーブル社のマルセイユ石けん
  2. マルセイユ石けんで木製品のクリーニング
  3. マルセイユ石けんで洗濯洗剤作り
  4. マルセイユ石けんで洗濯しました
  5. マルセイユ石けんの使い方いろいろ