スウェーデンの編物、フラットクロッシェ
スウェーデンのしずく型の編み針、フラットクロッシェフック。ボスニアンクロッシェフックとも呼ばれています。 スウェーデンの古い編物の技法で、カギの部分に毛糸をかけて、引き抜き編みの要領で、らせん状に編み進めていきます。
私たちに、フラットクロッシェの編み物を教えてくれたのは、一番上の写真の女性、シャスティンさん。
今から十数年前に、スウェーデンから東川を訪れ、ワークショップを開いてくださったことがきっかけでした。
シャスティンさんは、一時はスウェーデンでも忘れられていたフラットクロッシェの編み方を復活させて、絶版になっていた「SMYGMASK VIRKNING Teknik och mönster(フラットクロッシェ編みの技法とパターン)」に新たな作品を加えて再出版するなど、フラットクロッシェの魅力を伝え続けています。
スタッフがシャスティンさんの自宅を訪れた時の写真を見せてもらいました。色々な模様のミトン。どのミトンもとても可愛い・・
シンプルな編み方で、いろんな模様のパターンができるのがフラットクロッシェフックの楽しさのひとつ。毛糸選びも楽しいですね。
シャスティンさんの暮らしもとても素敵です。水仙の咲くお庭、お父さんの薪仕事、一緒に暮らす羊。
リンドベリの器など、古いもの、好きなものを少しずつ集めているそう。
手を動かし、季節を、暮らしを楽しむシャスティンさんの日常。必要を見極めながら丁寧に暮らしたいなと思います・・・
手仕事のものづくりは、人の本来のスピード感に戻れる大切な時間のように感じます。
フックには、基本的な編み方とリストウォーマーの編み方の解説が載っているので初めての方もぜひ挑戦してみてください。だんだんコツがつかめて楽しくなると思います。
フラットクロッシェフックとシャスティンさんが再出版した本はこちらからご覧ください。
>>SMYGMASK VIRKNING Teknik och mönster(フラットクロッシェ編みの技法とパターン)