私たちのこと、無垢の木のこと

「GOOD NEWS」は、北海道の東川町にある廃校になった小学校で、
家具づくりや家づくりを提案する「北の住まい設計社」のオンライン・ショップです。
北の住まい設計社の家具や、cra.vの小物は、無垢の木材を使用し、昔ながらの工法で、手仕事で、修理も可能な方法で…
ひとりひとりの職人が、それぞれひとつを完成させて作っています。

人間ひとりひとりが違う形を持ち、顔も考え方も暮らし方も違うように、木にも個性があることは、ご承知の通りです。
同じ地方の樹種であっても、北寄り・南寄りなどによっても多少色合いも変わります。
ときには、製品の表面に「カナスジ」や「偽芯」と呼ばれるような茶色い芯の部分が現れることもあります。
均一な表情を求め、接着剤で張り合わせた合板や突き板ではない、無垢の木ならではのそれぞれの味わいや個性を、ご理解戴けると幸いです。



a.メイプル(ソープ仕上げ) / b.メイプル(オイル仕上げ) / c.チェリー(オイル仕上げ) / d.ウォルナット(オイル仕上げ)

木の種類と仕上げ

メイプル/北海道産イタヤ楓

白い木肌と木目が美しく、清潔感と透明感のある北海道産のイタヤ楓。乾燥にも加工にも時間のかかる扱いにくい木でもありますが、その端正な出来映えは、苦労をもって作ってもあまりある美しさです。
かつては「里の木」とも呼ばれていましたが、年々その供給が減り、稀少なものになりつつあります。幸いなことに、私たちは森や木の好きな方たちの支えがあり、使うことができています。使い込むほどにアメ色に変化してゆくのも魅力のひとつです。

チェリー/アメリカンブラックチェリー

アメリカ東海岸、アパラチア山脈麓の良質なチェリー材です。直接現地に木材を見に行き、輸入しています。赤みのある深い色合いで、家具として人気のある樹種です。一般的に、オイル仕上げのチェリーは使いこむほどに深い色味に変化します。海外では、100〜150年前の美しく変化したチェリーの家具をみかけることもあり、永く使うほどに味わい深くなる樹種です。

ウォルナット/アメリカンブラックウォルナット

アメリカ南部テネシー州メンフィス近郊の良質なウォルナット材。濃いダークブラウンで、落ち着きのある味わいを表現できます。チェリー材と違い、使い込むと逆に色が薄れ、ライトブラウンに変化していきます。黒い目がそのまま残るので、木目の模様がはっきりとわかるようになっていきます。

ソープ仕上げ

仕上げはパームヤシの油で作った石けん水溶液を使っています。木肌を残しながら、白くマットな美しい表情で、オイルよりもより自然な仕上がりです。

オイル仕上げ

ドイツ、LEMKE(レムケ)社の天然亜麻仁油をベースにしたオイルを塗り、季節によって変わりますが、4〜5日程乾かします。これを2回繰り返し、最後に密蝋ベースのワックスで磨き上げます。表面に塗装膜はつきませんが、木目の中に染み込んだオイルが木を保護し、時間がたつにつれて深みのある色に変化します。


革について

皮は鞣されて「革」になります。動物の皮を防腐、耐熱、柔軟にするのが「鞣し」ですが、そのほとんどはクロムという薬品が使われています。
私たちは、高いクオリティーを求め、スウェーデン・タンショー社の革を選んでいます。135年の歴史を持つ小さな村の工場で、古くからの製造方法のまま、植物タンニンで、人の手で、奇麗な水で、木の樽の中でじっくりと鞣されています。スカンジナビア半島で育った牛たちは、その気候風土から皮膚に寄生虫がつかないのですが、時には傷がついていたり、虫刺されの跡があるものもあります。私たちは状態の良い部分を選んで使っていますが、本来それは牛の生きてきた証。木と同じく個性を持った素材であり、使い続けるほどに味わいを増していくものだと考えています